個人向けおすすめレンタルサーバー比較!サイト運営しやすくて事業にも使えるサーバーを紹介

ブログを作成してアフィリエイトを行ったり、ハンドメイド製品を販売する通販用のホームページを作ったりと、個人でもサイトを運営する機会も増えてきました。

しかし、レンタルサーバーにもさまざまな種類があるので、どのサーバーを選べば良いのか、悩むのではないでしょうか?

そこで本記事では個人がサーバーを選ぶのに大事なポイントから、おすすめのレンタルサーバーを紹介していきます。

個人向けレンタルサーバー選びで重要なポイント

レンタルサーバーを選ぶときは、用途から考えることになりますが、個人の場合は「ブログ」や自社販売の「小規模ECサイト」などが多いでしょう。

そのような状況を踏まえて、個人向けのサーバーの場合は次の4点が重要になってきます。

  1. サポート体制が充実していること
  2. CMSの簡単導入やコントロールパネルなどの使いやすさ
  3. ある程度のセキュリティがある
  4. コストパフォーマンスの良さ

個人利用であれば、基本的に自分自身であらゆる設定や問題への対処をしなければいけないので、サポート体制と使いやすさを特に重視するのがおすすめです。

そして、サイトを作成するのであれば、今やCMSの利用は必須級です。
CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、htmlやCSSなどサイト作成の知識が無い人でも簡単にサイト作りを進めることができるプログラムのことで、現在では「WordPress」が最も利用しやすくなっています。

導入するには自力でサーバーにインストールしなければいけませんでしたが、最近ではサービス利用時にすでにインストールしておいてくれたり、マイページから最低限の情報を入力するだけで自動でインストールしてくれるところもあります。

特に初めてサーバーに触れる・サイトを作成する人であれば、サービス側である程度準備を進めてくれるものが便利です。

最後に最も重要なのはコストになります。
初期費用が多少かかっても安い月額料金で使えるのであれば、長く使うほどお得になり、短い期間だけ使ってみたいというのであれば、初期費用は無料の方が良いかもしれません。

また、昨今では常時SSL化していることがサイトを運営するにあたって必須の条件となっています。
無料でSSL化することにも対応しているサービスがありますので、コストをなるべく下げたいのであれば、無料SSL化が可能かどうかもチェックしておきましょう。

サポート体制は電話対応があるとより安心

大抵のレンタルサーバー業者はサポート体制にメールやチャットでの問い合わせがあります。
ただ、文字でのやり取りであるために状況が伝えにくく、問題解決にも時間がかかったり、下手をすれば解決できないこともあるでしょう。

電話サポートがあれば、リアルタイムで問題を伝えられるのでスムーズな解決につながるでしょう。

電話は対応していなくとも、チャットサポートがある場合もあります。
ただ、チャットボットだと、問題と解決方法に辿り着きやすいという利点はありますが、それ以外の問題だと解決方法が余計に見つからないということも多々あります。
チャットであっても、サポートの担当者が返信してくれるのかどうかは確認するようにしましょう。

WordPress簡単インストール機能があるサーバーは使いやすい

CMSの一種であるワードプレス(WordPress)というのは、サイトの形状や機能をテンプレートによってある程度まで実装することができ、文字や画像を入れていくだけでホームページが作ることができるため、非常に人気のソフトになっています。

このWordPressを通常の手順でインストールしようとすると、サーバーに直接アクセスして、内部にソフトを入れたりなどの少し複雑な準備をすることになります。

しかし、レンタルサーバーの中には「WordPress簡単インストール」という機能を提供しているところもあります。
この機能があれば、ボタン一つですぐにインストールできるうえに、必要な設定もサービスページ上からの操作で行えたりします。

特に初心者であれば、この機能があるレンタルサーバーを選んだ方が便利でしょう。
個人向け利用の中で、WordPress簡単インストール機能があるレンタルサーバーついては、こちらの記事でもまとめていますので、併せて読んでみてください。

無料で独自SSLが使えるかどうか

SSL化というのは暗号化によるセキュリティのひとつです。
URLの最初が「https」となっているものは対応されており、現在ではSSL化されていないサイトはフィッシングサイトなどの詐欺に引っかかる可能性もあると考えられるほどです。

有料のSSL証明書などは信頼性が必要な企業サイトや大規模なサイトを運営する場合に必要となりますが、個人の場合は無料のSSL証明書で問題ありません。

ただ、無料でSSL化してくれると言っても、共有SSLと独自SSLという違いがあります。
共有SSLの場合は面倒な更新手続きなどはすべてサーバーを運営している企業で行ってくれますが、独自ドメインを使用できなかったり、共有していることによるセキュリティへの不安があったりと、デメリットもあります。

SEO上、独自ドメインを利用したほうが有利なことも多いため、すぐに利用しなくとも、無料の独自SSL証明書「Let’s Encrypt」が使えるレンタルサーバーを選んでおくことをおすすめします。

小規模サイトなら安いサーバーを選んでOK

大量の動画や画像を表示しない個人ブログなどであれば、最低限のプランでも十分に扱えます。
個人向けのプランを提供しているサーバーだと、プランごとで大きく変わるのはディスク容量です。

CPUやメモリは特に高いプランに変えない限りは大きく異なることはありません。

ただし、極端に安いプランだと、今度はWordPressがインストールできないこともあるので、その点には注意してください。
そして、無料SSL化もできないほどにセキュリティが脆弱なサーバーは、自身の情報も漏れてしまう恐れもありますので、さすがに危険です。

コストをなるべく抑えつつ、運営するサイトの形に合わせたスペックがあるレンタルサーバーを選ぶようにしましょう。

無料サーバーは多くの機能が制限されているので非推奨

個人の趣味程度であれば、無料サーバーを利用しても問題ありませんが、無料サーバーの場合は機能が大きく制限されています。

たとえば、ディスク容量が1GBなどと非常に小さかったり、WordPressが使えなかったりと、必要最低限のスペックを満たしていないことが多いです。
また、広告が表示されるなど、サイト訪問者が使いにくくなってしまう要因になるものもあり、長期的に使うのはあまりおすすめできません。

無料サーバーを使うのであれば、あくまでサイト構築の仕方を学んだりすることに留め、本格的な運営は有料サーバーを使う方が良いでしょう。

無料サーバーと有料サーバーの違いについては下記記事でまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。

▶無料サーバーと有料サーバーを比較!どちらを使うのが良いか解説

レンタルサーバーの個人向けと法人向けの違い

レンタルサーバーにも「個人向け」のサービスと「法人向け」のサービスがあり、それぞれ重視している点が異なっています。

個人向けレンタルサーバーと呼ばれるものは比較的安価で、初期費用無料・月額1,000円未満というサービスが非常に多いです。

その分、ディスク容量が少なかったり、月間の転送量が限られていたりと低めのスペックとなっており、個人ブログの運営などには十分なものの大規模なサイトを作成・運営するには物足りない場合もあるでしょう。

対して、法人向けレンタルサーバーと呼ばれるサービスは初期費用も月額費用も高くはなるものの、高いスペックとセキュリティを有しています。

メールサーバーなどであれば大容量のディスクが必要となり、サイト運営するにしても個人ブログと比較するとアクセスが多くなることの方が多いためにハイスペックのサーバーを用意してくれているのです。
また、顧客情報を取り扱うのであれば、情報漏洩などが起きないように高いセキュリティレベルが必要になります。

「共用サーバー」や「専用サーバー」、「VPS」などサーバーの種類によっても価格やサービスは異なりますが、基本的に個人向けと呼ばれるものは安価でブログ利用程度のスペック、法人向けと呼ばれるものは高価な分ハイスペックなサーバーであると理解しておきましょう。

なお、個人であってもECサイトを運営するなどの事業を行う場合には法人向けサーバーの方がより合っていることもあります。
下記ページでは法人向けのレンタルサーバーについて、各種比較していますので、こちらも参考にしてみてください。

個人におすすめのレンタルサーバー3選

個人向けレンタルサーバーとしては「クイッカプラス」「ロリポップ!レンタルサーバー」「ConoHa WING」の3社が使いやすくなっています。

サービスを選ぶ際にはキャンペーンでの割引なども踏まえ、必要なスペックをコスパ良く利用できるかどうかで判断するようにしましょう。

クイッカプラス(Quicca Plus)

格安サーバーとして有名な「クイッカプラス(Quicca Plus)」は初めてレンタルサーバーを利用する個人におすすめです。
WordPressが利用でき、10日間の無料期間もありますので、一度試しに使ってみるというのも良いでしょう。

また2024年4月1日にはプランが改訂され、メールアカウント数やデータベース数が増加し、より使いやすくなりました。
改訂内容については下記公式サイトをご確認ください。

▶Quicca Plus|プラン内容改定のお知らせ

クイッカプラス


初期費用月額費用SSD容量
無料198円~最大20GB
月額費用は36か月契約時料金、容量は最大プランの内容

入門用レンタルサーバーに最適!姉妹サービスでドメインも取りやすい

クイッカプラス」は業界でも特に安い価格帯のレンタルサーバーでWordPressなどサイト運営・構築に必要な機能も十分な格安サーバーとなっています。
さまざまなプランに分かれており、全プランで12ヶ月通しての契約なら割引がされるなど、さらにコストを抑えることも可能!
またドメイン取得サービス「Qドメイン」で独自ドメインを取得すれば、ドメインの管理・運用もまとめてできるので、初めてレンタルサーバーを触る人にとっては使いやすい環境が整っています。

ロリポップ!レンタルサーバー

「ロリポップ!レンタルサーバー」はプランの幅が広く、WordPressが利用できる最安の「ライトプラン」は月額220円から使用できます。
人気の「ベーシックプラン」でも月額550円から利用可能となっており、この価格帯で高速環境・400GBのディスク容量など高いスペックであることから、個人で利用している人も多いでしょう。

ロリポップ!レンタルサーバー


初期費用月額費用 ディスク容量
0円220円~最大1.2TB

低価格なのに高水準!非常に良コスパのレンタルサーバー

月額ワンコイン以下で使えるにもかかわらず、中規模メディアやECサイトなども作れるスペックを有している「ロリポップ!レンタルサーバー」は個人利用で人気が高いです。
「ベーシックプラン」はその中でも圧倒的なコスパを誇っています。
なお、月額99円から使える「エコノミープラン」はWordPressが利用できませんので、注意してください。

ConoHa WING

ConoHa WINGは無料期間が最大31日もあるうえに使った時間に合わせての料金体系も利用できるので、コストの面では最高水準となっています。

定期的に割引キャンペーンが行われ、個人向けとして人気の「ベーシックプラン」は半額以下になることもあるため、申し分のないスペックを持ったサーバーをお得に使えておすすめです。

ConoHa WING(コノハ ウィング)


conohawing
初期費用月額費用SSD容量
無料720円~最大450GB
月額・初期費用は最安プラン、容量は最大プランの内容

最低利用期間無し!どこよりも速い国内最速レンタルサーバー

GMOインターネット株式会社が運用するConoHa WING(コノハ ウィング)は、Webサーバー処理速度が国内最速!
他サービスで対応している機能や環境を全て高基準で取り揃えている高性能レンタルサーバーです。
業界ではじめて時間単位で利用出来る料金体系になっているので、最低利用期間も無いから契約期間に縛られることもありません!

個人用サーバーはコスパと使いやすさで考えて利用しよう

個人利用では法人利用と異なり、スペックやセキュリティよりも、費用面とサービスの使いやすさを重視したほうが良いでしょう。

ただし、あまりに安いプランだと一部サービスが使えないこともあるので、費用に対してどんな機能が使えるのか、コスパは確かめておく必要があります。

レンタルサーバーの中には無料お試し期間があるところもありますので、まずは一度使ってみるのも良いかもしれません。

関連記事

WordPress簡単インストール可能なレンタルサーバーはどこ?できないときの注意点や知っておきたいデメリットも解説

今やサイト作成となると「WordPress」を利用するのが一般的になっています。プログラム自体は自力でサーバーにインストールする必要がこれまでありましたが、最近では「簡単インストール」をサービスにした業者も出てきています。本記事ではその仕組みから注意点、おすすめ業者を紹介します。
2024年3月11日

法人向けレンタルサーバーを比較!ビジネス利用でおすすめのサーバーは?

法人向けレンタルサーバーでは高いセキュリティやスペックが要求されます。また用途によってはメール専用プランだったり、専用サーバーなどが必要になることも。本記事ではさまざまな使い方に応じたレンタルサーバーを比較・検証していきます。
2024年3月19日