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中古ドメインがSEOで重要視される理由
サイトを運営にはサーバーとドメインの2つが必要になります。
サーバーを選ぶときにはディスク容量やメモリといった機能面や初期費用・月額費用などの金銭面を踏まえて選ぶことになります。
では、ドメインについては選ぶ必要はあるのでしょうか?
レンタルサーバーによってはサーバー会社のサブドメインをサイト用のドメインとして利用することも可能です。
サイトを検索上位に表示させるための「SEO(検索エンジン最適化)対策」にそこまで注力しないのであれば、サブドメインのままでも構いませんが、その代わり、サーバー会社を変えることもできなくなります。
サーバーを変えようと考えても、サーバー会社のサブドメインを利用しているために変えることができず、またSEO対策上でも効果はないので、サーバー会社のサブドメインを使い続けることにはデメリットしかありません。
そのため、SEO対策を行なってサイトをきちんと閲覧してもらうため・サーバー変更を後々しやすすくするためなどの理由から「独自ドメイン」を利用する方が良いでしょう。
独自ドメインを利用することは、サイトを自身の運営する独自のものと証明することにもなり、継続して運営することでドメインの価値も上がり、サイトの評価も基本的には上がっていくというようなメリットが数多くあります。
そして、独自ドメインには「新規ドメイン」と「中古ドメイン」の2種類が存在します。
中古ドメインは呼び名の通り、以前に何かしらのサイトで使われていたドメインのことで、これを用いることはSEO対策に有利な方法のひとつとされています。
その理由は先にも述べた通り、ある程度の期間使われていたことで、すでにドメインへ評価が加えられています。
この評価によるドメインへの点数は「ドメインパワー」と呼ばれ、例えば、他サイトからのリンクやドメインの稼働期間によって、評価されたものになります。
そのため、本格的にSEO対策を行ったサイト運営をするのであれば、中古ドメインの利用はおすすめです。
では、本記事にて中古ドメインを使うメリットやデメリットから、その選び方と参考例としてどんなドメインが良いドメインと考えられるのかを、ラッコ株式会社の「中古ドメイン販売屋さん」を使って解説していきたいと思います。
中古ドメインのメリット
中古ドメインのメリットは、サイトの評価を新規ドメインと比較して高い状態で始められることがあるほか、スムーズにスタートできるという点もあります。
新規ドメインでサイト運営を始めた場合、半年から1年の間は検索結果の上位に表示されないということがあります。
これは、Googleなどの検索エンジンに「エイジングフィルタ」という機能があるためです。
記事コンテンツを公開した直後は表示されるかもしれませんが、その新規ドメインで作られたサイトが詐欺サイトなどではないのかを精査するために存在する機能だと思っておいてください。
エイジングフィルタが働いている期間は表示されないほか、公開した記事が検索エンジンに登録されるのも遅くなります。
これに対して中古ドメインは、すでに以前サイト運営が行われた際にエイジングフィルタの期間を過ぎているため、中古ドメインを用いたサイトであれば、検索への表示や登録が行われやすくなります。
すぐに表示や登録されるということはそれだけ早く流入が期待できたり、コンテンツの質を確かめたりすることができます。
新規ドメインでは長期間待ってからの流入やコンテンツの質を確認することになるので、時間的なコストが大きくなってしまいます。
そして、中古ドメインにはすでに評価付けがされていることから、ドメインパワーが備わっており、検索時の上位表示も期待できます。
このように検索表示に有利になることから、中古ドメインは活用されているのです。
中古ドメインのデメリット
ただ、中古ドメインには、リスクとも言えるデメリットが一部存在します。
まず、中古ドメインはこれまで使用されたことのない「新規ドメイン」と比較すると非常に高価となります。
新規ドメインは数十円で買えるものから、高くて3,000円前後で購入することが可能ですが、中古ドメインの場合は安くても5,000円前後の価格で、高いものであれば数十万円にまで上ることがあります。
それだけ中古ドメインを利用することはSEO上重要なことではあるのですが、数十万円のドメインを購入したからといって検索上位に表示できるとは限りません。
ドメインはあくまでサイトの土台であり、結局のところはサイトのコンテンツが評価されるため、せっかく高いドメインを購入したにもかかわらず、サイトコンテンツに手を抜いてしまうと、まったくの無駄になってしまうでしょう。
また、中古ドメインは必ずしも活用できるというものではありません。
もし以前にGoogleなどの検索エンジンからペナルティを受けたことがあるドメインだった場合は、その時の悪い評価も受け継がれてしまいます。
ドメインの運用期間が長かろうと、良質な被リンクを多数持っていたとしても、ペナルティを受けたドメインは効果を期待できません。
実際にペナルティを受けてしまったことがあるのかどうかには精査する必要があるため、中古ドメイン選びには手間と知識が必要になります。
中古ドメインの選び方
では、中古ドメインを選ぶときはどのような点に注目すれば良いのでしょうか?
実際に選ぶ際に見ることになる項目の解説も併せて、中古ドメインの選び方について見ていきましょう。
まず、ドメインには「ドメインパワー」というものがあります。
別称として「ドメインオーソリティ(権威性)」という呼び方もあり、検索エンジンがサイトを評価する際に使われる項目のことを指します。
中古ドメインを選ぶ際には、基本的にはドメインパワーが高いものから選んでいくことになるでしょう。
ドメインパワーは主に下記のような点で評価付けがされています。
- ドメインエイジ:サイトドメインとして正しく運用された期間の長さはどのくらいか
- 被リンク:外部サイトから「参考」や「協力サイト」といった良質なつながりがあるかどうか
- 獲得キーワード数:良質なコンテンツを作成し、さまざまなキーワードからの流入があるかどうか
かつては被リンクの数が重視されていたこともあり、自作のサテライトサイトからメインサイトに大量のリンクを送ることで検索上位が獲得できたということもありますが、現在では修正されています。
今後のアルゴリズムによっては重要視される項目が変わる可能性もありますが、ドメインパワーが高い方が検索上有利に働いているという状況はまだ続いているため、なるべく高いものを選ぶのが良いでしょう。
ただし、ドメインパワーを調べる際に「被リンク」については注意して確認する必要があります。
被リンクの数と質
ドメインにはかつて運用していた際に貼られた「被リンク」が残っています。
これは、別のサイトから参考されたり、協力サイトとしてお互いのサイトの質を高めるためにつなげられたものになります。
なお、外部のサイトにリンクをつなげる際には、HTMLコードで「NoFollow」や「DoFollow」、または「Sponsered」などを設定することができます・
「NoFollow」や「Sponsered」でつなげられた被リンクは相手のサイトに評価を渡さないという設定になっていますが、「DoFollow」となっている場合は相手のサイトが評価をしてくれていることにを示しているので、良質な被リンクであると考えることができます。
中でもウィキペディア(Wikipedia)などの超大型サイトや市区町村や大学のホームページといった公的機関からの自然な被リンクは高く評価されます。
だからといって、例えばWikipediaを編集して運用サイトへのリンクを多数貼っても効果はありません。
ページの内容から必要十分なだけの被リンクが質の良いリンクとして認識されるのです。
中古ドメインを購入する際には、どのようなページからの被リンクがあるのかを確かめることができ、公的機関からの良質な被リンクがあるドメインであるほど、価値が上がって値段も高くなります。
なお、アダルトサイトの運用履歴がある中古ドメインを通常のサイト運営に使用するのは避けた方が良いとされています。
サイトの運用履歴からのペナルティを回避するためという理由もありますが、そもそも自然な被リンクを持っているドメインが少なく、他の中古ドメインと比べると期待できる効果は大きくありません。
逆にアダルト系のアフィリエイトを行う際には親和性が高くなるので、その場合は選択肢として考えておきましょう。
ただし、レンタルサーバーではアダルトサイトの運営を禁止しているところもあるので、規約については確認しておく必要があります。
運営するサイトとの関係性
これは中古ドメインに限らず、新規ドメインを選ぶ際にも注意したいことなのですが、サイトとドメインの親和性を高めるためにも関連している語句のドメインである方が良いとされます。
例えば、キャンプ用品の紹介サイトを作成するのであれば、「camp.com」というようにサイトとの関連性が強いものである方がサイトイメージの構築に役立ちます。
逆に意味のない文字列だと、検索エンジンから悪質なサイトとみなされ、ペナルティを受けてしまう可能性も存在します。
なるべく意味のある文字列で、かつサイトジャンルと関係性の強いドメインを選ぶようにしましょう。
もしジャンルが特に定まっていないようであれば、サイト名をドメインの方に合わせるという方法も取ることができます。
ブラックリスト履歴があるドメインは厳禁
先ほども少し触れましたが、中古ドメインには一度ペナルティを受けている可能性があるものも存在します。
もしくはペナルティというほどではなくとも、警告を受けたりしていると、たとえ中古ドメインで新しいサイトを運営しているとしても、検索エンジンから「問題があるサイト」と少しでもみなされるとペナルティの対象になってしまうことさえあります。
そのため、基本的にはペナルティを受けたなどのブラックリスト履歴がある中古ドメインは絶対に選んではいけません。
中古ドメイン販売サービスでは基本的にブラックリストに入ったことはないか、ペナルティを受けたことはないかを確認しています。
その中で検査をクリアしたものが販売されているので、サービスを通じて購入したものはまず問題はないでしょう。
値段で見るならどんな中古ドメインが良い?
ここまではデータから見る中古ドメインの選び方について、簡単に解説してきました。
しかし、実際に販売されているのを見てみると値段もさまざまで、似たような価格帯のドメインパワーをひとつひとつチェックしていくのも、非常に手間がかかってしまうと思います。
ただ、用途を決めておけば、中古ドメインをある程度値段で選んでも問題はありません。
そもそも中古ドメインの値段はドメインパワーなどを基に設定されたものであり、値段とドメインの質は比例しているものが多いです。
それでは、値段から見るドメインの選び方について、説明していきましょう。
サテライトサイトなら安めの中古ドメインでOK
メインサイトへの良質な被リンクをある程度増やすために、「サテライトサイトを自作して、メインサイトにリンクをつなげる」という手法があります。
これは悪いことではなく、SEOにおいて、正しい情報が網羅されたコンテンツの作成などの内部的な施策に対し、サイトの評価を高めるために行う外部的な施策のひとつです。
ただ、新規ドメインでサテライトサイトを量産してリンクをつなげても大した効果は得られません。
サテライトサイト自体もGoogleからの評価が高い方が、被リンクの質も高く評価されるため、サテライトサイトにも中古ドメインを利用することが効果的になります。
とはいえ、サテライトサイトに数万円から数十万円もする中古ドメインを使う必要はありません。
多くは3,000円~5,000円程度の中古ドメインで問題なく、高くとも1万円に届かないくらいの中古ドメインを利用するようにしましょう。
さらに被リンクの効果を高めたいと思うのであれば、サテライトサイトもしっかりと運営することをおすすめします。
検索上位を獲得できるようなコンテンツを作成することで、サテライトサイト自体の評価も上がるので、被リンクの質を高めることにつながります。
なお、サテライトサイト用に中古ドメインを選ぶ際には「IP分散」がどれだけ行われているのかどうかについてだけは確認するようにしてください。
IP分散されていない被リンクを抱えた中古ドメインの場合、同じサイトから恣意的にリンクが貼られていると判断され、サテライトサイトがペナルティを受けてしまう可能性があります。
「中古ドメイン販売屋さん」だとサテライトサイト用に使えるドメインを自動で選択してくれるシステムがあります。
IP分散に関する条件も指定することができますので、「CLASS-C」という基準で分散できている中古ドメインに絞って選んでもらうのが良いでしょう。
メイン運用であれば、高価な同ジャンルドメイン
メインサイトに中古ドメインを利用するのであれば、ドメインパワーのある高価な中古ドメインを選んで構いません。
サテライトサイトとは異なり、検索上位を取ってサイトに来てもらうことが目的になるので、ある程度高いドメインパワーが必要になります。
本格的なアフィリエイトブログを個人で始めるにしても、5~8万円ほどの中古ドメインを購入すれば、有利に始めることができるでしょう。
10万円を超えるような中古ドメインとなると、ブログ運用では持て余してしまうこともあるので、ここまで高いものを購入したのであれば、サイトの規模を広げた方が良いかもしれません。
また、ドメインを選ぶ際には運営予定のサイトと似通ったジャンルでの運用履歴がある中古ドメインを選ぶと、より効果が得られます。
もしくはイベントやサービスの公式ホームページとして利用されていた履歴があるドメインは、被リンクの質も良いことが期待できるので、このようなドメインを選ぶのもおすすめです。
運用履歴については「Wayback Machine(ウェイバック・マシン)」というサービスにドメイン名を入力すると、過去に検索エンジンで記録された内容を確認することが可能です。
サービスによってはWayback Machineから獲得した運営時のスクリーンショットを表示してくれているところもあるので、それを参考にしてみてください。
良質な中古ドメインの探し方
最後に「中古ドメイン販売屋さん」で販売されている中古ドメインの情報を例に、良質なものを選ぶ際にどのような点に注目すればいいのか、選び方を紹介していきます。
良い中古ドメインとはどのようなものかを判断する基準の参考として、こちらの内容を活用してください。
被リンクと被ドメインの数
「中古ドメイン販売屋さん」では、被リンクは「BL(バックリンク)」、被ドメイン数は「BLD(バックリンクドメイン)」という形で、中古ドメインのページに詳細が記載されています。
被リンクは多ければ良いというものではなく、無駄な被リンクばかりということもあります。
そのため、同じ数の被リンクを持った中古ドメインであれば、被ドメイン数が多い方が良質なものと考えることができます。
例えば、次のようなドメインがある場合、「ドメインB」の方が被ドメインに対する被リンクの割合が高いので、無駄な被リンクも少ないと考えられるでしょう。
項目 | ドメインA | ドメインB |
被リンク(BL) | 1,000 | 100 |
被ドメイン(BLD) | 30 | 50 |
被リンクの質を判断するときは、被リンクに対する被ドメインの割合をチェックするとわかりやすいです。
また、Wikipediaなど大規模サイトからの被リンクは権威性が高く、特別に強い被リンクになっています。
このような高い権威性のある被リンクを持った中古ドメインは比較的高価になりがちですが、その分だけ良質なドメインであるため、購入する際にはおすすめです。
そのほか、きちんと運営されているサイトからの被リンクであることを示す「有効リンク率」や無駄な被リンクが少ないかどうかを表す「低品質リンク率」も記載されているので、被リンク数や被ドメイン数と併せてチェックするようにしましょう。
日本語運営履歴や公式サイト運営履歴がある
「中古ドメイン販売屋さん」のサイドメニューにある「カテゴリー(Category)」を活用すると、条件で絞り込むことができます。
この中にある「日本語サイト運営ドメイン」と「公式サイト運営ドメイン」の2種の条件で絞り込んだ中から選ぶのも良いでしょう。
まず、「日本語サイト運営ドメイン」は被リンクの質と獲得キーワードの2点からおすすめになります。
かつて日本語で運営されていたということは、被リンク元も日本語のサイトであることが考えられるため、新しくサイトを運営するときでも被リンクによる評価を引き継ぎやすいです。
また、その日本語サイト運営されていた中古ドメインが獲得していたキーワードも日本語である可能性も高く、コンテンツ公開時の検索順位が高くなる場合もあります。
そして、「公式サイト運営ドメイン」は日本語サイト運営ドメインと同様の効果に加えて、クリーンな運営がされていたことや被リンクを集めやすかったということで良質なドメインである可能性が高いです。
ただ、公式サイトや日本語サイトの運営がされていたドメインであっても、あまり被リンクを集められていなかったり、運営期間が非常に短いものだったりした場合はそこまで高い効果は期待できません。
被リンクなどのさまざまな条件に加えて、運用履歴についても判断材料のひとつとして考えておきましょう。
中古ドメインを活用してサイト運営を始めてみよう
本格的にアフィリエイトブログなどの集客力が必要な運用をするのであれば、中古ドメインを利用して始めるようにすることがおすすめです。
ただ、その分だけペナルティを受けてしまうリスクや、高価な買い物であったにも関わらず、期待していた効果よりも薄いという可能性も存在します。
しかし、中古ドメインを活用することはSEO対策の観点から非常に重要なポイントのひとつです。
また、サイトの評価はドメインだけではなく、公開しているコンテンツも合わせてのものになりますので、ドメインの力だけに頼らず、基本的には良質なコンテンツ作りを心掛けるようにしましょう。
そして、中古ドメインを利用して良いサイトを作成できれば、サイト売買時の査定も良くなる可能性があります。
「中古ドメイン販売屋さん」と同じ企業が運営する「ラッコサーバー」を用いてサイトを作成しておけば、サイト売買の手続きも非常にスムーズにできて、おすすめです。
ラッコサーバーを使ってのサイト構築手順は下記でも紹介しています。
1万円程度の中古ドメインでも十分に効果は得られるので、まずはこの価格帯で初めてみてはいかがでしょうか。