※本ページにはプロモーションが含まれております。
副業のひとつとして、ブログを運営して収益化しようと考える人は少なくないと思われますが、実際に収益化できている人はどれくらいいるのでしょうか?
一般社団法人日本アフィリエイト協会にて行われた、ブロガーやアフィリエイターを対象とする「アフィリエイト市場調査2021」によると、月間で37.9%の人が収入を得ることができていないとのことでした。
参考:アフィリエイト市場調査2021を発表 ~月1万円以上の収入割合は13.1%~
https://www.japan-affiliate.org/news/survey2021/
※外部サイトに移動します。
収益を出せている層も多くは月1,000円~5,000円未満に集まっており、月1万円の収益を出すまでも難しいことがわかります。
しかし、中には10万円以上や100万円以上の収益を出すことに成功している人もおり、収益化することは不可能ではありません。
ブログを収益化するには、まずどのような方法で収益を出すことができるのかを理解し、そのうえで効率的に運営していく必要があります。
本記事ではブログ収益化に向けて、コツや注意点も踏まえた解説と、活用したいサービスについてお伝えしていきます。
どうやってブログを収益化するのか
ブログで収益を上げる方法としては、「広告収入」か「サイト売却による収益」が主になるでしょう。
そのうち、広告収入には「アフィリエイト広告」「自動広告」「純広告」の3種類があり、それぞれ収益の発生の仕方が異なるため、自分のサイトに適したものを選ぶ必要があります。
そのほか、「有料記事の配信」という方法もあり、サービスによっては機能としてそのまま利用できます。
ただし、情報を販売することであるため、個人に対する権威性・信頼性が必要で限られた人しか用いることのできない方法とも言えます。
では、それぞれの方法について、メリットやデメリットも踏まえて詳しく解説していきます。
アフィリエイト広告の成果報酬
ブログを運営している人の多くが取り組んでいるであろう「アフィリエイト」ですが、これはASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)から提供されるリンクを自身のブログに設置し、その商品を紹介して購入またはサービスが契約されることで報酬が得られる仕組みです。
報酬の額はジャンルによって異なり、例えばFXや美容などのアフィリエイト報酬は高額で1件につき数万円にもなることがありますが、レンタルサーバーや動画配信サービスなどのジャンルだと数百円~数千円の報酬に留まることが多いです。
また、楽天市場やAmazonなどの商品を紹介する「物販アフィリエイト」だと、購入額の3~5%などという設定になっており、1件獲得しても数十円の報酬にしかならないということもあります。
これは、購入額や契約額、利用額の一部が報酬という形であるため、金額が高いサービス・商品の方が自ずと報酬も高くなっていくという仕組みからです。
また、初期の金額は低くても、獲得数が多いために「特別単価」として報酬を上げてくれることもあります。
ただ、先述した通り、市場調査においても収入を得られていない人も多く、アフィリエイトリンクを設置するだけでは上手くいきません。
その理由のひとつとして、SEO(検索エンジン最適化)対策が難しいことが挙げられます。
FXや美容系など高額報酬のジャンルは「YMYL領域」と呼ばれるのですが、企業アフィリエイターなども参入しているため、競合が非常に多いです。
また、検索上位に食い込むにもジャンルに対する専門的な知識や強いドメインが必要となるなど、個人運営のブログ規模では太刀打ちするのも厳しいでしょう。
しかし、逆に言えば、競合が少ないジャンル・もしくは流入の多いキーワードで上位表示できれば、アフィリエイトで収益を上げることも可能です。
アフィリエイトブログを運営したいのであれば、SEOに関する知見やサイト運営の経験を身に着けたうえで、戦略立てて取り組むことをおすすめします。
ディスプレイ広告による報酬
アフィリエイト広告とは異なる収益源として、ブログに「ディスプレイ広告」を設置して報酬を得る方法があります。
アフィリエイト広告は自分で案件を選び、記事やサイトに手動でリンクを設定することになりますが、ディスプレイ広告の場合は表示したい箇所にタグを設置することで、自動的にユーザーに適した商品やサービスが表示される仕組みとなっています。
報酬は表示回数(imp:インプレッション)やディスプレイ広告のクリック数によって計算されていくため、たくさんの流入があるサイトほど利益を上げることができます。
ディスプレイ広告の中、ブログに設置できるもので最も有名なのは「Googleアドセンス」ですが、使用するには審査に通らなければいけません。
審査に通るためには十分な量のコンテンツを公開し、またユーザーにとって有益なものである必要があります。
ほか、独自ドメインの利用が必要であったり、アドセンスのポリシーに違反していないかを注意したりしなければ、審査に通ることはできません。
また、Googleアドセンスでの報酬も多くはなく、収益性を考えればアフィリエイト広告の方が高いです。
きちんとサイトを運営していれば、審査に通るのもそう難しいことではないため、ブログ規模であればアフィリエイトの補助として活用していくのが良いでしょう。
企業と直取引する純広告掲載
多くの人が目にするページにバナーやリンクを設置することで、そこからサービスに誘導する取り組みを「純広告」といいます。
例えば「トップページにリンクを設置してほしい」という要望が企業から直接来たり、逆に企業の問い合わせフォームなどから提案すると、担当者が応じて実施してくれる場合があります。
契約内容次第ではありますが、10万や20万など掲載費の支払いを交渉することが可能です。
アフィリエイトのように商品に左右されず、安定した収益を得ることができるため、純広告の話が出た際にはぜひ取り組んだ方が良いでしょう。
ただ、純広告の取り組みが実現することはごくまれです。
掲載主は純広告を掲載することで利用者を増やす・認知度を高めるなどの目的があり、その実現につなげられるだけの流入があるブログを運営していなければならないためです。
運営しているブログへの流入が月数十万PVという非常に多かったり、難易度の高い検索ワードで上位表示できているために購入意欲の高いユーザーが閲覧する期待が高かったりというように、優れたWebサイトでなければ掲載することはできないと思われます。
最初から純広告で収益を上げていこうと考えるのではなく、運営していくなかで機会があれば幸運だと考える程度に留めておきましょう。
ブログ自体を売却する
これまでの方法は「広告」をメインにしたものでしたが、作ったブログで収益を出すという観点で考えれば、「ブログ自体を売却する」といった方法も取ることができます。
売却には「サイト売買プラットフォーム」を活用することになり、取引される相場は「利益の24ヶ月~36ヶ月分」とされているため、利益を出すほど高値で売却することが可能です。
また、検索エンジンのアルゴリズムアップデートによる順位下落で、流入が大幅に減少してしまい、利益がなくなってしまう前にまとまった金額を得られるというメリットもあります。
利益が出ていなくても、記事が上位表示されているなど質の高いコンテンツがあれば、それを評価して購入してくれる人もいます。
これはサイトをそのまま流用するのではなく、購入者がすでに運営しているサイトの拡充のためにコンテンツを購入する意図が大きいためです。
個人規模のブログで利益ゼロ・放置状態であっても、流入があれば10万円前後で売れていることも前例としてあります。
そのため、流入のあるサイトはコストをかけて維持するよりも、なるべく早く売却してしまった方が良いでしょう。
■参考:サイト売却の手順 放置サイトも最短3時間で売れる「サイト売買」とは?
https://marketimes.jp/site-ma/
特にアフィリエイトブログは下記記事でも解説しているように、売却ジャンルでも人気であるため、アフィリエイトでの収益がイマイチ伸びないという場合は売却する方針に切り替えてみてはどうでしょうか。
▶アフィリエイトサイトは売買で人気?その理由とおすすめのM&Aサービスを紹介
記事を有料とする
詳しくは後述しますが、「note(ノート)」のように記事を有料化し、お金を支払った人のみ閲覧できるような機能があるサービスもあります。
そのほか、メールマガジン形式で購入者にのみ閲覧できるURLおよびパスワードを送るなどといった方法が考えられます。
アフィリエイト広告の場合、報酬がもらえるのは「確かに契約もしくは購入が行われたとき」であるため、時にはキャンセルとなって報酬が得られないこともあります。
しかし、記事自体を有料としておけば、購入された時点で売上が確定するため、確実な利益を得ることができます。
難点としては、情報に価値を付帯して販売する「情報商材」であるため、購入率が他の方法に比べて低いこと・トラブルになりがちなことが挙げられます。
例えば、独自の情報と思って販売したところ、すでに知れ渡っている情報で、購入者から詐欺だとされてしまう可能性もあります。
また、本当にその情報が有益なものかどうかは買ってみないとわからないため、購入のハードルも高いです。
ほぼ自分でしか知りえない専門的な情報・ノウハウを持っていることや、伝えることができるだけの実績や肩書がないと有料記事の販売は難しいです。
ただ、逆にできるのであれば非常に手っ取り早く収益を出すことにつながるため、アフィリエイトなど他の方法と並行して進めるのがおすすめです。
ブログで収益化するならどの方法がおすすめ?
ブログを運営する方法としては、下記3つが主に挙げられます。
- サーバーを借りて、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)で一からブログを構築する
- はてなブログやアメブロなどの無料ブログサービスを利用する
- noteを利用する
noteも無料ブログサービスの一種と言えますが、他のサービスと比べて独特な点も多いため、本項目では別のものとして取り扱います。
それぞれの特徴を一覧でまとめると、次のようになります。
項目/方法 | CMS | 無料ブログ | note |
サーバーの利用有無 | 〇 | × | × |
アフィリエイトの制限 | 自由 | サービスごとに利用制限アリ | Amazonアフィリエイトのみ |
ブログの売却 | 可能 | 一部可能 | 不可 |
独自ドメインの利用 | 可能 | サービスごとに異なり、有料版を利用する場合アリ | 有料版で可能 |
デザインの制限 | 自由 | 一部自由 | 変更不可 |
機能の拡張性 | 高い | 低い | なし |
コンテンツの移行 | 可能 | 可能 | 基本的には不可 |
SEO対策難易度 | 高い | 高い | 低い |
各種方法にメリット・デメリットがあり、自分に適した方法でなければ収益化まで時間がかかってしまうでしょう。
では、ひとつずつ詳しく解説していきます。
WordPressなどのCMSを利用するメリット・デメリット
現在では初心者でも簡単にWebサイトを構築できる「CMS」が普及しており、中でも「WordPress(ワードプレス)」はブログ運営に扱われていることが多いです。
以前は手動でサーバーにインストールする必要がありましたが、今はレンタルサーバーの管理画面から簡単な操作で、もしくは契約時にインストールまで済ませてくれるところも多くなってきています。
WordPressのほか、国産CMSの「Movable Type(ムーバブルタイプ)」やECサイト向けの「EC-CUBE」がありますが、ブログを始めるのであれば、WordPressが最も使いやすいでしょう。
WordPressでブログを始めるメリットとして、基本的にはジャンルを問わず、どの収益方法も取ることが可能な点です。
まずアフィリエイトについて、他の方法では物販アフィリエイトの一部しか利用できないところが多いですが、自身でサーバーを契約し、サイトを構築しているので、どんな商材を扱っても問題ありません。
ただ、レンタルサーバーによってはアダルトコンテンツを取り扱うことを禁じているため、アダルトジャンルの広告を利用する場合は規約を確認するようにしてください。
ブログを売却したい場合にも特に制限はなく、方法は独自で考えなければいけませんが、記事の有料化も可能です。
制限がないため、他の方法に比べて高い収益を出せる可能性があるのが、WordPressを使って自分のブログを作るメリットになります。
その他収益の点以外においても、デザインの変更からドメインの変更など、一通りが自由にできます。
ユーザーの利便性を高めるために機能を追加する際も、プラグインを活用すれば初心者でもできるでしょう。
デメリットとしては、他の方法に比べるとコストがかかる点と、その自由度の高さゆえに「何をしていいかわからない」となってしまう恐れがあることです。
レンタルサーバーの料金はサービスごとに異なりますが、月額500~1,000円程度になります。
無料ブログの有料版も同等の価格になるので、この場合は違いがありませんが、無料のまま使い続けることを考えれば、サーバーを借りるだけのコストがかかります。
少しでも運営コストを下げようと考えるのであれば、まとめて1年や2年などの長期間契約で割引を適用させれば良いのですが、そうなると初期費用が大きくかさみます。
また、ドメインの購入も必須なため、初期費用にはドメイン購入費も加わります。
そして、自由度が高いためにSEO対策やサイトのデザイン変更など、一通りを自分でやらなければいけません。
しかし、逆に言えば、自分ですべてを取り組むために、Webサイト運営に関する知見・能力は身についていきます。
サイト運営の知見があって、収益をどんどん上げていきたいと考えるのであれば、いきなりWordPressで始めるのも悪くはありませんが、まずは試しにやってみようと考えるのであれば、後述する無料ブログやnoteを利用する方が良いでしょう。
無料ブログサービスを利用するメリット・デメリット
無料ブログとしては「はてなブログ」や「アメブロ」といったサービスがありますが、メリットはその名の通り無料であることが挙げられます。
ただ記事を公開するだけであれば無料で済み、ブログのデザイン変更もある程度可能です。
ドメインもサービスのサブドメインを利用できるため、新たに購入する必要もなく、サブドメインによるSEOに対する恩恵も多少あります。
SEO対策が完全に不要というわけではありませんが、新規ドメインで始めるよりは多少有利に始めることができます。
また、サービス運営の承諾が必要な場合があるものの、アカウントを譲渡する形で売却も可能です。
無料ブログのデメリットでは、利用できるアフィリエイトが限られることが特に大きいです。
例として、「はてなブログ」では特に制限がありませんが、「アメブロ」の場合は楽天やAmazonなどの物販アフィリエイトのみや「Ameba Pick」と選別された広告のみ掲載が可能となっています。
制限されると収益の上げ幅が小さく、またSEO対策も自由に取れないため、強い競合が多いジャンルに対抗するのも難しくなっています。
有料版にしてもドメインを変える程度のSEO対策しか行えず、レンタルサーバーを借りるのと同じくらいのコストがかかるうえに、アフィリエイトの制限も変わりません。
誰でも使いやすいようにサービスが揃っている分、自由度が低いために収益を改善することが難しいというのがデメリットであると覚えておいてください。
無料ブログの使い方としては、初心者のうちにブログ運営とはどのようなものか、収益化のノウハウを得るためのトライアルとして利用していくのが良いでしょう。
無料ブログからWordPressへの移行はツールを使ってできますので、本格的にブログを運営するのであれば、WordPressに途中で切り替えることをおすすめします。
noteを利用するメリット・デメリット
noteのメリットは無料ブログとほぼ同じですが、SEOに適した構造・ドメインの強さから、より上位表示される可能性が高いことがあります。
ただし、検索エンジンの仕組み上、検索ワードに対してひとつのドメインから2記事までしか表示されません。
同じnoteのサービス内でより優れたコンテンツがあれば、そちらが表示されることもあるため、あくまで可能性が高いだけと理解しておいてください。
また、他の記事から自分の記事に回遊してくることもあるなど、多くの人が利用しているために生まれるメリットもあります。
そして、記事の一部を有料化する機能が既存機能として備わっているため、設定するだけで誰でも有料記事が作れるという点も挙げられるでしょう。
ただ、ブログで収益を上げるということを考えるとデメリットが多く、実質的に有料記事の販売しか方法が取れないと考えられます。
まず、noteで許可されているのは「Amazonアフィリエイト」のみであり、その他のアフィリエイトは利用不可能です。
Amazonアフィリエイトの報酬はジャンルによって異なりますが、低いもので販売額の2~3%ほど、高いもので8~10%であり、大量に売れなければ大した収益にはなりません。
また、デザインの変更など機能の拡張性はなく、解析ツールもないため、実際に自分の作成した記事がどれだけの効果を出しているのかを判断しにくいというデメリットも存在します。
加えて、noteはアカウントの売却を許可しておらず、公開した記事も移行できないため、サービスが終了してしまうとすべてなくなってしまいます。
販売できるだけの特殊で有益な情報があるのであればnoteが最も適していますが、継続的にさまざまなジャンルで記事を作って運営することを考えれば、無料ブログやWordPressでのサイト構築の方が良いです。
ブログの収益化にまつわるQ&A
これまでどの方法でブログを運営するのが良いかについて解説してきましたが、そのほかにも収益化に向けて、さまざまな疑問があると思われます。
収益化できるまでにどれくらいの期間を要するのか、記事を何本作ればいいのか、収益化のコツなどが例として挙げられます。
では、特に多い疑問について、詳しく解説していきます。
最短どれくらいでブログを収益化できる?
ブログの収益化までに、早くて3か月、一般的には半年から1年ほどかかると言われています。
その理由として、コンテンツ作成に慣れるための期間や、検索エンジンにインデックスされるまでにこれくらいの時間が必要だと考えられているためです。
良い「中古ドメイン」を利用したり、すでに運営されているブログを買って改善したりすれば、より早めることも可能です。
その代わり、初期費用がよりかかること・SEOに関する深い知識が必要なことなど、初心者向けではありません。
あくまで、まっさらな状態から収益が出てくるまでにかかる期間であり、そこから収益を伸ばしていくことになるため、ブログの運営は長期目線で考えるようにしましょう。
収益化に必要な記事数は?
noteであれば、1記事を有料にするだけですぐに収益化が可能です。
アフィリエイトブログを運営する場合は、最低でも10記事程度は公開しておくのが良いでしょう。
SEOの観点から、記事数があまりに少ないとインデックスにも時間がかかり、サイトの評価も上がりにくくなります。
また、Googleアドセンスの利用を申請することを考えても同等の記事数が必要と考えられています。
明確な基準はありませんが、「ユーザーに有益なコンテンツをちゃんと提供していること」が評価の対象となっており、記事の数も含まれています。
ただし、コピーコンテンツや極端に文字数が少ない記事を公開していると、逆に評価が下がる可能性が高いです。
検索意図に正しくのっとり、十分な情報が網羅されているコンテンツを10記事というのを目安にしておきましょう。
独自性の高いコンテンツを多く作るために、「記事作成代行サービス」を利用するのもひとつの手です。
また、「クラウドソーシングサービス」でも同様に対応してくれるので、予算に合わせて活用してみることをおすすめします。
下記記事では、料金の相場や記事作成代行としてどのようなサービスを受けられるのかを詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
参考:Web記事作成代行サービスでおすすめの依頼先3選https://www.craudia.com/crarepo/archives/1875
※外部サイトが別ウインドウで開きます。
収益化するためのコツは?
先にも述べた通り、収益化の方法はいくつかありますが、ひとつの方法にこだわらないことです。
アフィリエイトで申込が多いキーワードを狙った記事・アフィリエイト広告はなくとも、現在トレンドの最中で多くの流入が期待できるジャンルの記事の両方を作るなどして、アフィリエイト広告と自動配信のディスプレイ広告を併用するよう進めていくのもひとつの考え方です。
このように進めておけば、アフィリエイト収益が少なくても、自動広告の収益でレンタルサーバーなどにかかる費用を賄い、その間に申込数の多いキラーコンテンツの作成に臨めるといった形を取ることができます。
また、選んだジャンルが思ったよりも上手くいかないと感じたときは、プラマイゼロでもいいから売却して、いちからやり直すという切り替えの早さも大事だと思われます。
上手くいかない状態が続くと、レンタルサーバーや無料ブログの有料版を継続する際にかかるランニングコストが増えていってしまうため、早い段階で見切りをつけて、戦略を立て直して再スタートする方が良いこともあります。
ブログ運営の基本は「コンテンツの質を上げていくこと」と「流入の多いジャンルやキーワードを見つけること」になりますので、その間にいかにコストをかけないようにするかも踏まえて、進めていくようにしてください。
ブログの収益化におすすめのレンタルサーバー・サービス
最後に、ブログの収益化にあたって、おすすめのレンタルサーバーやサイト売買サービスを紹介します。
レンタルサーバーのスペックはSEO対策に関係しているため、なるべく高速環境・高スペックのものを選ぶことをおすすめします。
また、売却の点で、個人規模のブログだと取り扱いができないサービスや、掲載しても買い手が少ないために時間がかかることがあります。
そのため、サイト売買サービスも「個人ブログでも買ってくれる人」が多いサービスの方がより効率的に売却できます。
良コスパのブログ運営向けレンタルサーバー
まず、ブログ規模で利用するのにおすすめのレンタルサーバーは「ラッコサーバー」「ロリポップ!レンタルサーバー」「ConoHa WING」の3つになります。
「ラッコサーバー」は後述するサイト売却プラットフォームが姉妹サービスとして存在し、こちらのサーバーで作ったブログをより手軽に売却できるというメリットがあります。
また、スペックとしても十分かつ費用も安く済ませることができるので、ブログの売却までを見越すのであれば、特におすすめのサーバーです。
「ロリポップ!レンタルサーバー」と「ConoHa WING」も個人利用で人気の高いレンタルサーバーです。
複数のブログを平行して運用していくのであれば「ロリポップ!レンタルサーバー」が、ひとつのメインサイトを本格的に運用するのであれば「ConoHa WING」が合っていると考えられます。
初期費用 | 月額費用 | SSD容量 |
無料 | 385円~ | 最大1,000GB |
サイト構築から売却までスムーズに!個人用にコスパ抜群のサーバー
「ラッコサーバー」は「ラッコWEBサービス」のひとつであり、ラッコWEBサービスではその他にサイト売買サービスや中古ドメイン販売などが展開されています。
レンタルサーバーとしても非常にコスパが良く、個人向けとしては高いスぺックを誇っています。
他のレンタルサーバーだといくつかのサービスを横断することになりますが、中古ドメインを購入して「ラッコサーバー」でサイトを作り、ある程度収益が整ったら売却するというサイト売却を中心とした一連の流れを、ひとつのサービス上で効率的に進めることができるのが魅力と言えるでしょう。
初期費用 | 月額費用 | SSD容量 |
1,650円 | 220円~ | 最大400GB |
人気の良コスパレンタルサーバー!複数ブログを運営するならオススメ
WP利用可で最安の「ライトプラン」は、月額220円からと非常に安い値段で始めることができます。
最近では多くのレンタルサーバーでもMySQL無制限やマルチドメインといった無料オプションがついていますが、「ロリポップ!レンタルサーバー」の場合はより価格を抑えて、複数のブログ構築ができます。
さまざまなジャンルで当たるものを探し当てる・自分が得意とするジャンルは何かを見つけるといったように、さまざまな方法で平行して進めていこうと考えた際におすすめのサーバーです。
初期費用 | 月額費用 | SSD容量 |
無料 | 1,320円~ | 最大450GB |
最速・高水準のサーバーでブログをやるなら!半額以下になるキャンペーンも多く開催
ConoHa WINGはスペックにこだわったレンタルサーバーで、業界最速水準の高速環境などSEOに有利な点も数多くあります。
本格的にブログで収益を上げていこうと考えた場合、SEO対策は必須となるため、このような高スペックサーバーが必要でしょう。
また、期間限定ではあるものの、大幅な割引率のキャンペーンがよく行われています。
ひとつのブログを長く育てていくのであれば、キャンペーンを活用してConoHa WINGを利用することをおすすめします。
サイト売却で収益化するためのサービス
サイト売買サービスでおすすめなのは「ラッコM&A」と「A8 M&A」の2つが挙げられます。
「ラッコM&A」は業界でもNo.1の成約率・掲載率を誇っており、ブログも多く取引されているため、購入を検討してくれる層も多くいると考えられます。
また、先述した「ラッコサーバー」を利用していれば、サイトの引継ぎも一気に行うことができ、サイト売却で生じる手間も省略できます。
「A8 M&A」も同様にブログの売買が行われており、運営媒体もASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)であることから、アフィリエイトメディアの取り扱いも多くなっています。
そして、上記2つのサービスは売却手数料が無料となっています。
他のサイト売買サービスでは売り手・買い手ともに手数料が発生することが多いため、別のプラットフォームを調べる際は手数料についても確認するようにしてください。
売却手数料 | 購入手数料 | 取り扱い |
無料 | 成約額の5% (最低55,000円) | Webメディア アプリ アカウント各種 Webサービス |
ラッコインフラと合わせればよりスムーズな取引が可能に!
売却手数料が完全無料であるほか、「ラッコサーバー」などの同サービス上のインフラを使用していればリアルタイムでの譲渡もできます。
成約から譲渡までが非常にスムーズとなるため、短い期間で売却益を受け取ることができるのもメリットと言えるでしょう。
また、2022年においては成約数・掲載数が業界No.1となっており、活発な買い手も多いため、比較的売却しやすいサービスとなっています。
売却手数料 | 購入手数料 | 取り扱い |
無料 | 直接:成約額の5%(最低55,000円) 仲介:成約額の10%(最低55,000円) | Webメディア アプリ SNSアカウント など |
ASPと併せて利用できるサイト売買サービス!
アフィリエイトサイトを運営するのであれば、必ずASPを利用することになると思いますが、「A8M&A」はその関係性からさまざまなアフィリエイトサイトの掲載が多いサイト売買サービスです。
こちらも売却手数料が無料となっており、ASP自体も有名であることから、そこから興味のある人が流れてくることがあるかもしれません。
自分にあった最適な方法を取れば、収益化するのも難しくない
アフィリエイトやアドセンスが有名な方法であるため、それしかないようにも見えますが、現在ではnoteなどのように記事自体を有料にする機能があるサービスもあります。
また、視点を変えれば「サイト自体に価値を持たせて売却する」ということもできるため、収益化するだけであれば、そこまで難しいものではありません。
重要なのは、「ブログを運営して熱心に提供できるだけの情報を持っているかどうか」という点や「自分の持つ情報に価値があるかどうか」を理解しておくことでしょう。
そのジャンルに深い関心や知識があれば、ブログで公開した記事の質も上がって検索流入も増え、アフィリエイトを通じて購入してもらう可能性も高くなります。
もし情報自体に価値があるのであれば、noteで有料記事として公開した方が収益性が高くなると考えられます。
そのため、自分ができる中でどの方法を取るのが最適かを考えて、行動することが収益化の第一歩と言えるでしょう。