※本ページにはプロモーションが含まれております。
ブログがオワコンと言われているのはなぜ?
副業としてアフィリエイトや自動広告といった収益化方法を活用したブログ運営を行っている・または行いたいと考えている人も少なくはないと思われますが、昨今では「ブログでは稼げない」や「ブログは時代遅れのオワコン(終わったコンテンツ)だ」という意見もあります。
今やブログ以外にも、動画プラットフォームでの配信による投げ銭やメンバーシップ、または動画投稿での広告収入のほか、X(旧Twitter)での収益化などもあり、さまざまな方法で「稼ぐ」ことができるようになっています。
ただ、決してブログを運営することはオワコンではなく、難易度が高くなったために以前と比べて収益を出しにくくなったために、そのようなイメージを持つ人が増えてきたものと思われます。
まずは、どうしてブログで収益を上げることが難しくなったのかをきちんと理解していきましょう。
検索エンジンが権威性・専門性を重視しているため
検索エンジンである「Google(グーグル)」には、検索の品質を高めるための「検索品質評価ガイドライン」というものがあり、その評価基準のひとつに「E-E-A-T」というものがあります。
これは「体験(Experience)」「専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trustworthiness)」のそれぞれ頭文字を取ったものであり、これまでは「体験」を除く3つで「E-A-T」と呼ばれていましたが、2022年12月に行われたアップデートにおいて「体験」が追加されました。
参考:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t?hl=ja
明確な基準は公表されていませんが、これは発信されている情報が信頼に値するかどうかを、コンテンツ制作者の経歴やサイトの運営状況などを加味したうえで判断するとされています。
例えば、専門家による監修や特定のジャンルに特化した運営を行うことがE-E-A-Tを高める要因のひとつであると考えられます。
対して、ブログの場合は一個人による発信であるため、権威性や専門性、信頼性に欠けている可能性が高く、そのような点で企業サイトや専門家の運営するサイトと比較して低い評価を受けてしまいます。
そのため、同じ質・量の情報であってもE-E-A-Tの優れたサイトに対抗するのが以前よりも難しくなってしまったのが、オワコンと言われる理由にあるのでしょう。
企業のオウンドメディアに対抗しづらくなったため
先述した内容に関係していますが、企業が運営するWebサイトは高い権威性・信頼性を有していることが多いです。
新設の企業であればその限りではないですが、ある程度名前が知られている会社やブランドが、自身または専門とするジャンルに関する情報発信をする「オウンドメディア」を運営している場合、そのようなWebサイトに対抗するのが難しくなっています。
さらに、昔に比べるとオウンドメディアを運営する企業も増えてきており、さまざまな検索ワードで企業のメディアが上位に表示されることも多くなりました。
こうしたオウンドメディアが検索エンジンから良い評価を得やすくなったことに加え、その数も増えたことから、個人が同様のジャンル・検索ワードで対抗して上位表示することが難しくなったことも理由のひとつです。
「寄生サイト」と呼ばれる手法が横行しているため
企業が自社のことを発信する公式ホームページやサービスサイトの配下に、他人・他社がアフィリエイトサイトなどを運営して利益を得る手法として、「寄生サイト」と呼ばれるものがあります。
これは企業ホームページなどが持つ権威性や信頼性を利用するため、通常では難しいジャンルでも上位表示できる可能性が高くなります。
本来であれば、企業のオウンドメディアではそぐわないキーワードやテーマが、寄生サイトによって回収されてしまうことが多く、オウンドメディアに加えてこのような強いサイトが競争相手となるため、個人ブログでは対抗するのが難しいという背景があります。
ただ、こちらはGoogleなどの検索エンジンが意図しないものであり、いつ違反となるかわかりません。
参考:寄生サイトとは?意味をわかりやすく解説
https://find-a.jp/seotimes/glossary/parasitic-sites/
しかし、現在では未だに通用してしまっていることからブログなど小規模サイトを運営する側としては頭痛の種となっています。
ブログで稼げない・失敗しがちな人に必要な対策
これまで解説してきた通り、ブログを運営するための環境は以前に比べて難しくはなりましたが、対策がないわけではありません。
逆に最近のアップデートでは「体験」が評価軸に加わったために、ブログの運営者自身が実際に体験した内容などを落とし込んだコンテンツが評価される可能性も出てきていると考えられます。
「強いサイトとは競争しない」といった方針だったり、「今後のために本当にユーザーのためになる情報を発信し続ける」というような長期目線の戦略を取るなど、まだ個人単位のブログでも運営する価値は残されていると思われます。
では、特にブログで稼げない・失敗しやすいという人に向けて、どのような対策があるのかを具体的に解説していきます。
ロングテールキーワードを意識する
検索キーワードには「レンタルサーバー」のような短いキーワードから、「レンタルサーバー 安い ゲーム用」などの具体的な条件を加えた複合ワードという種類があります。
この複合ワードが「ロングテールキーワード」であり、条件が細分化されているために、より詳細かつ正確な情報が記載されているコンテンツが評価されることが多いです。
短いキーワードはさまざまな条件を含んでいるために、その後に続くワードに関する内容もしくは関連するコンテンツがあるかどうかや、サイト自体の信頼性・権威性などが加味されて順位がつけられていくため、先述した企業のオウンドメディアや寄生サイトに対抗するのが難しいキーワードです。
対して、ロングテールキーワードであれば、情報の正確さなども重視されるため、権威性があるサイトにも太刀打ちできる可能性が高いです。
もし、これまでキーワードのことをあまり考えずにブログを運営していたのであれば、取り扱っているジャンルのロングテールキーワードにどのようなものがあるのかを一度見直し、その検索によってどのような情報が求められているのかを具体的にまとめたうえでコンテンツ作成をしてみると良いでしょう。
難しいジャンルを避ける
例えば、金融や美容など「YMYL(Your Money or Your Life)」という人々の生活に密接するジャンルは高い専門性や信頼性が求められるため、個人では参入が難しいジャンルとされています。
このようなジャンルはたとえロングテールキーワードでも権威性のあるサイトが上位表示されやすく、また競合がいないキーワードもあまり残っていません。
アフィリエイトにおいては報酬が高く設定されているために、稼ぐことを第一に考えると扱いたいジャンルだと思われるかもしれませんが、逆にどんなキーワードでも表示すらできないことが非常に多く、せっかく作った記事も読まれずに終わってしまいがちです。
結果として報酬がほぼ得られず、ただサイトがあるだけという失敗談は後を絶ちません。
以上のことから、個人ブログであれば競合が強いジャンルを避けて、上位表示・流入を取りながら収益を上げられるジャンルを選ぶというのもひとつの戦略です。
ブログ以外にも発信の場を持つ
E-E-A-Tの評価基準は明確ではありませんが、さまざまな媒体での情報発信が権威性につながると考えられています。
そのため、SNSでの発信なども並行して行うことで、コンテンツ作成者・サイト運営者としての権威性を育てることが、ブログの価値を高めることにつながります。
また、Youtube動画などを公開している場合、それをコンテンツに埋め込むことでより独自性・わかりやすさのあるものになるといったメリットもあります。
ただし、SNSで誤った情報発信をして「炎上」してしまった場合、信頼性が失われ、ブログの検索順位が落ちてしまう可能性もあるかもしれません。
ブログの補助としてSNSを活用するのであれば、情報が正しいものかどうかはきちんと精査し、そのうえで発信していくようにしましょう。
ブログ運営に失敗したらどうする?
ブログに失敗した場合は、再度作り変えるか、新たに立ち上げるか、もしくは完全にやめてしまうかの主に三択です。
作り変える場合は使用していたドメインやサーバーをそのまま使うことになるため、サイト内データを一旦削除し、また次のジャンルに合うサイトを作り上げていく作業になるでしょう。
新たに作り上げる・または完全にやめる場合は元々使用していたドメインやコンテンツのデータはそのまま破棄することになりますが、サイト自体を売却してこれまでかけていたコストを少しでも回収することが可能です。
たとえば、ラッコ株式会社の運営する「ラッコM&A」では個人ブログやアフィリエイトサイトの売買も多く行われています。
他のサイト売買サービスでは、売却側にも手数料がかかることが多いですが、「ラッコM&A」では売却手数料も無料であるため、とりあえず買い手がつくまで掲載しておくのも良いでしょう。
売却手数料 | 購入手数料 | 取り扱い |
無料 | 成約額の5% (最低55,000円) | Webメディア アプリ アカウント各種 Webサービス |
ブログやアフィリエイトサイトの掲載も多め!個人でも売りやすいサービス
2022年における成約数No.1の現在勢いのあるサイト売買サービスです。
売却手数料が無料で、個人で利用しやすいのが特徴です。
またWebサイトだけではなく、Youtubeアカウントなどの売却も行われており、ブログは残したまま収益化の通ったSNSアカウントだけを手放すといった使い方もできます。
サイトの収益が少ない・またはゼロだと高値で売れることはありませんが、ただ破棄してしまうよりもサーバー代など発生したコストを多少なり回収できることを考えると、売却するメリットは大きいと考えられます。
ブログはまだオワコンと言い切れない
確かにインターネット初期に比べると、個人で運営するブログやWebサイトは作っても見られない・稼げないといった状況になってきているように感じます。
しかし、それでも「オワコン」と言い切るには難しく、中にはこの状況でも収益を出している人もいます。
収益がある人はきちんと戦略を立てているものと考えられます。
これまで解説してきた内容を踏まえ、もし失敗したとしてもサイト自体を売却してコストを少しでも回収するといった考え方を持ちつつ運営を続ければ、ブログで稼げる可能性はまだ十分にあるものと思われます。